感想
9時間切りはサブ3相当の走力必要
前半上り後半下りなレイアウトが奥武蔵ウルトラマラソンと似ている(眺望は除く)
夜間走行パートはハンドライトがあった方が走りやすい
荒川土手坂インターバルは効果があった(坂道耐性ついていた)
緩斜面の下りはボリュームゾーン比で相対的に速い
後泊しないと慌ただしい
ローンピーク7は良いシューズ(爪が全員生存)
目標
9時間
セカンドプランは9時間30分
鏑木さんいわく9時間切れるか否かがトレイルランナーかそうでないかの閾値だってことで、ここを目指すことにしました。
結果
12時間30分
序盤CPから目標タイムを取りこぼしていて先が思いやられる展開。というよりもう挽回は難しいと思ってしまった。
こがね橋エイドで潮かつおうどん食べながらもう疲れたなとDNFが頭をよぎる。バスで送ってもらえるみたいだし。でも後悔するに決まってるで大至急マインドチェンジ。稜線からの景色を見ようとリスタート。なぜか足攣り祭りもスタートしてしまう。
空が高い青い、富士山ばっちり、海がキラキラ、遥かなる稜線、特大の夕焼け。最高の景色を眺めていたら、もう終盤の下りパート10km。いつの間にか脚も復活していて下りは全区間走れたのは良かった。
富士山がドーンだったんだけど、写真だとちっさい
この景色もすごかったんだけど、すごかった感がないな
以下はだらだらとした備忘録です。多分もう出ないので読み返さないと思うけど笑
レース前日
三島での前日受付が必須なので、三島に宿を取りました。素泊まり6000円。ホテルかのや良い宿でした。
楽寿園で13時にはナンバー受け取りと必携品チェックを終えてましたが宿の受付は16時から。重い荷物を持って昼飯兼観光に出かけます。
目当ては寿司と三島大社です。
魚がし寿司で近海スペシャル。生しらすと桜エビは埼玉と違いがはっきりです。生しらすはエグ味なく桜エビは殻感が全くない。
三島大社で名物の福太郎餅
洗面所とトイレは階で共同も、大して気にならず。
レース当日
1時起床の6時間睡眠。
出走スタイル。テイートンブロスのノースリとモンベルのミトングローブは使いませんでした。
3時過ぎに三島から松崎まで高速バスに乗り90分。運転手がなかなかの高速っぷりで大至急シートベルトを締める。
4時半過ぎに到着。まず鹿狩りしてからスタート地点まで10分歩く。体感10℃ない+そよ風で寒くはない。モンベルレインジャケット+トリムテックスパンツでスタートを待つこと何だかんだで1時間。スタート前にトリムテックスは脱いで半ズボンに。
スタートからA1こがね橋まで 26km
ノーアップでスタートです。
道中は60分に1回塩熱タブレットと甘酒を補給してました。
今思えば、甘酒250gを補給食のつもりでちびちび摂っていたけど、これが足りなかったんだと思います。1パック170kcalしかないし。いつものトレニックワールドやスポーツエイドジャパンはエイドの間隔が短いから甘酒だけでも問題なかったんだな。
さて、序盤の坂を真面目に上るも10kmC1宝蔵院に到着時点で10分遅れ。
25km地点のA1こがね橋到着は20分遅れ。エイドの飲料が水だけと聞き、なぜか片方のボトルにだけ補給してスタートするというあり得ないミス。トレニックワールドなエイドに慣れ過ぎて、なぜ麦茶がないのだ!と不機嫌だった模様。
A1こがね橋からA2仁科峠まで 14km
ここからは500mアップの上りパート。ほぼ歩いていたものの、30km地点の二本杉峠あたりで水を飲み干してしまいました。次のエイドは10km先。
この区間は奥武蔵風のギザギザ区間で上りはもちろん下りでも攣る→休むの繰り返しでなかなか前進できませんでした。汗っかき+燃費悪いのでエイドが10kmおきはヤバい。水飲みたい。
応援の人たくさんの偽仁科峠を越えてしばらく木段下るとようやく仁科峠エイド。もうふらふら。
A2仁科峠からA3土肥駐車場まで 10km
やっとの水場。フラスコ550ml一気飲み×2で落ち着く。事前に梅干し純で塩分摂って水漏れしないようにしておきました。ダメージ大きかったみたいで地面に体育座り休憩。まあ50kmも進んできたのでそりゃあ疲れもしますね。
目標を見失っておりDNFが頭をよぎりましたが、前後泊まで手配しておきながらそれはいかんと、観光に切り替えて前進することにします。
土肥駐車場エイドまでの上りロード区間3km(なかった)は全走するつもりで入り1kmだけ走りました。残り2kmはスクールウォーズのような夕日(朝日か)を眺めつつ黙々歩き。
エイドでは味噌汁飲んでタッチアンドゴー。
A3土肥駐車場からゴールまで 18km
達磨山までの笹区間上りは全く走れず。でも足攣りもそれほどではなく、ここにきて補給が効いてきたようです。
後は10km下るだけ。
芝生区間やガレ区間があって飽きさせませんね。明るいうちに帰るつもりだったので、ハンドライトを持ってこなかったのは失敗でした。足下しか照らせないので怖い。途中のロードで誰か派手にこけたのか血溜まりがあったのも怖い。
レストハウスでトイレとポカリの小休止。後はゴールまでたんたんと走るだけでした。ローンピークの優位性が発揮されているようで、つま先がピンピンしてます。
最後のロード区間手前で熊鈴ランナーを拾ってしまい、後ろでリンリンはあはあとやかましい。千切りたいけどキロ530しかでないようでは千切れない。並んでゴールゲートをくぐってしまいました。そういうのは望んでないんだが。
ゴール後
荷物受け取りから着替えプロセスが地味に辛い。修善寺会館正門→裏門→正門→2階な感じ。
大至急着替えて19時前。バスで修善寺駅へ。バスはそれほど待たずに乗れました。小腹が空いたので駅そば食べてから、伊豆仁田駅の畑毛温泉に向かいます。
20時に駅に到着。10分で宿着の予定が色々トラブルあって21時着。目当てのうなぎの店は閉店していて食べられません。というか宿にも食べ物売っていないという想定外。
仕方がないので温泉です。
冷泉が名物とのことで、30-35-41℃の湯船ラインナップ。30は水だ。35と41の交代浴で気持ち良くなり、受付でビール買って補給食の余りの食べっこ動物をつまみに晩酌。からの寝落ち。
まだ身体が闘争状態でアドレナリンが出ていて眠りが浅いです。ウトウトしては目を覚ますの繰り返しで5時起床。
翌日
9時発で宿から函南駅まで1時間歩く。昨日も12時間歩いたのにどんだけ歩くの好きなんだ。確かに路地裏散策は大好物なんですが。
函南から三島に行ってうなぎ食べるか迷ったが、重い荷物持ってうろつくのが嫌で熱海へ。駅前で家族へのお土産を買って14時帰宅。
洗濯していたら皆が続々と帰ってきて、お休みもこれにて終了。